J 邸 増築工事進行過程 工事編

第3章


棟上開始! 桁・梁も乗って
 棟上予定日に雨に降られてしまいました。(;;)
お施主様も私どもも不安は、隠せません。
どうやら止みそうにないので・・・・安全第一!
当日(吉日)に柱1本だけ仮に建てて建前とし、
実際には、翌日から棟上工事を始めました。


 柱を1本づつ建てて(拾い出しと言います)
軒桁・妻桁・中梁・落し梁・丸太の順で組み上げて
行きます。通常は、地面で大まかに組立てて
レッカーで起こすのですが・・・建てる物が
小さい時や組み立てておく場所が限られている
ときは、この方法で進めます。


天秤 垂直ヨシっ!
 第2章で床束の説明をしましたが、小屋裏で
屋根を支える束(短い柱)を小屋束と呼びます。
軒から棟へと向かって当然、勾配なりに
小屋束は、長くなっていく訳ですが・・・
1本1本孤立して建ててしまうと長いものほど
微妙に傾きが変わったり不安定になりがちです。
そこで、1本で長いものを作らないために横に
構造材を入れて各小屋束を連結します。
これを
天秤と呼びます。
 一体化することで精度も強度も増します。
連結部には、込栓と呼ばれる木栓が、2本づつ
打たれ一旦、打たれると完全に木と木が接合され
抜き差しできない頑強なものとなります。
近年では、金物流行り?(笑)ですが、
こうした古来木造建築からある手法を用いて、
さらに金物を付ければ、なお良いのですが・・・
金物だけに頼っている建物物を多く見かける
のは、残念なことです。


 どこかのページでも説明しまねぇ〜
屋起こしと言って屋根を伏せる前に柱の傾きを
下げフリと言う道具で主となる柱を中心に
東西、南北とチェックして行きます。
 バッチリ垂直に建っていることを確認しながら
筋交いで固定します。この作業も地味ですが、
建具の建て付けなど、家の精度に関わる大切な
工程ですから、あわてず慎重に!
天秤も乗って 母屋まで完成!
 天秤が乗っかりました。
軒桁の上にいるのは、我々の兄弟弟子です。
もう、独立してやっておられるのですが、
こうした建前とか起動力を要するときには、必ず
応援に来てくれます。何世代も同じ家業をやって
いると横の繋がりも多くなり、ありがたいことです。


 母屋(屋根タルキを支える最後の構造木材)が
乗り、かなり家らしくなってきましたね〜
こうして見ると・・・
生垣を移植してこしらえた工事出入り口が
活躍してます。ありがたや〜ありがたや(^o^)



屋根タルキ打ち 屋根下地が出来ました1
 屋根タルキを配してからレッカーで
屋根下地板を揚げてもらいました。
それにしてもかなりの量!(汗)
この桧12mm板を既設&新設の屋根の全面に
打ち付ける訳ですから・・・
かなりの作業量ですぞっ!@@;;;


 新設(増築部)の屋根下地貼りが終わり、
ルーフィング(防水シート)貼りに突入ですね〜





屋根下地が出来ました2 とりあえず屋根完成!
 既設屋根も、どんどん屋根下地板が進んで
行ってますね〜雨養生に敷いた捨てルーフィング
をそのまま残し、上から板を補強して行きます。
もちろん完成時に更に、もう1枚ルーフィングを
貼るのですから2重の安心ですね!

 世間とは狭いもので・・・裏の畑の持ち主は、
我々の知り合いでした。(昔の仕事仲間!(爆) )
これを知った以上、畑の出入りは、自由?(笑)


 おぉ〜夕焼け茜空に既設・新設合体!
って感じですね〜!接合部の苦労のカイあって
取って引っ付けたような違和感は、感じられ
ませんよね〜!予想以上にデカイ平屋屋根に
大満足!帰宅されたお施主様からも微笑みが
こぼれ満足気です。良かったぁぁぁ〜(^o^)
私達は、建築屋として、この瞬間に一番幸せを
感じます。



プラン編へ 工事第1章へ 工事第2章へ 工事第4章へ 工事第5章へ

工事最終章へ


写真館に戻る ホームに戻る