J 邸 増築工事進行過程 工事編

第1章


桧柱の墨つけ 小屋丸太刻み
 若棟梁が、真剣に桧柱をチョイスしています。
人に個性があるように・・・
材木にも個々のクセがあります。
同じ寸法の木でも、そのクセを見極め適切に
配置することで美しく頑強な家が出来上がります。
地味ですが、大切な作業のひとつですね!
細心の配慮の積み重ねが、大きな技を成遂げる
のです。




 どうしてこんな曲がった丸太を使うの?
素朴に疑問に感じたことは、ありませんか?
 それは・・・
 大きな部屋を造るために大きく柱のスパンを
飛ばして重い屋根を支る必要があるからです。
しかも、頑丈な丸太でアーチを描くことで
屋根からの加重に対して更に強度が増します。
先人の考えた素晴らしいアイデアですね〜
うちの工事課長は、この野物(丸太)を扱うのが、
うまいんですよ!・・・いや、好きらしい。(笑)


床縁 木作り 仕上がった構造材
 おぉ〜筆者もやってますね〜
でも、何だか古びて小汚い木だなぁ・・・
バカを言っちゃいけません!!!
何十年も自然乾燥した銘木なのですぞっ!(マジ)
切って削って(我々の用語では
木作ると言います)
加工すればピカイチの床の間材料になるのです。
 どうやら筆者は、こんなお宝銘木を材木屋さんの
倉庫から探してくるのが得意らしい・・・。
いや、好きかも ^^;







 ハンドメイドで仕上げた構造材です。
近年では、軸組み工法もプレカット(木材加工専門
業者による構造材の注文加工)が、ほとんどで
元来、大工さんの仕事である墨つけ(材木を加工
するための目印として線や記号を書くこと)や刻み
加工を知らない人もいるようで寂しいことですね。
 個別に建てるのならともかく今回の現場のように
既設の屋根ににピッタリと高さを合わせるのには、
やはりプレカットでは、難しいでしょう。
どれだけ機械が進歩して正確な構造材を作れると
しても、現場の微妙な状態に合わせるのは、
やはり人間の手しかないからです。
図面も大切ですが机の上だけで物事を考えて
いても現場じゃ通用しないってことですね。


生垣移植作業 工事出入り口確保!
 お施主様の休日に合わせて、重機の搬入口を
確保する目的で共同作業で生垣を5本ばかり
移植しました。お施主さんが、馴れた手つきで
根巻きをしています。 うぅ、この人・・・
ただ者ではないぞっ(汗) 話によると・・・
どうやら昔、植木職人の門前の小僧だったらしい。
なるほど、そーやるのか!?勉強になります。
我々は、終止ここ掘れワンワン専門でした。^^;

 後ろ向きなのでモザイクなしで失礼しま〜す。


 おぉ〜おかげさまを持ちまして・・・
工事出入り口の確保ができました!
当分ここから、ごやっかいになります。m(__)m

既設木製玄関ドア  お施主様の家屋の傷んだ様子を掲載させて
頂くにあたりまして・・・失礼ではないか?
と、心苦しさを感じたました。しかし、画像に
してみて初めて日常で見えない高所など
実際にお気づきではない傷みも確認して
頂けました。そして、何より大切なことは、
お施主様自身のリフォーム計画への決断は、
正しかった!と感じて頂けることなのです。
また、全国のリフォーム計画中のより多くの
方々の参考になれば!という

お施主様の寛大なご好意で
掲載が実現して
いることも重ねて感謝しております。m(__)m


 木製の玄関ドアです。
玄関ドアに木を使うということは、この頃の
洋風住宅では、凝ってる部類だと思います。
木には、独特の味わいがありますが、
やはり風雨にさらされる場所だと、かなり根気
強いメンテナンスが必要となります。
増築を機会に思いっきってアルミの玄関ドア
リフォーム
される方向で話が進みました。

 【コラム増築改築リフォーム編】でも触れましたが
増改築・リフォーム工事では、中に隠れている
パーツで実際に、その部分をめくって見なければ
確認できない傷みに数多く遭遇します。
見積りに計上してないケースも多々ありますが、
我々
【小ぶり業者】の特権である小回りの良さを
生かし、サービス精神とプロ魂で材料や手間を
惜しまず、見落とさず、出来る限り良い仕事をして
お施主様の、ご好意にお応えできるようご恩返し
させて頂きます。


既設屋根1 既設屋根2
 カラーベストとかコロニアルといった類の
スレート瓦葺きです。切り妻屋根形状の
最大武器であるシャープな感覚を演出するのに
好まれます。しかし、この類(セメント系に塗装を
施したもの)は、屋根勾配にもよりますが、やはり
メンテナンスが大変です。築数年後には、2〜3年
に一度の割合で塗装が必要になってきます。
また、陶器瓦と見た目は同じくらい厚手のもので
モニエルと呼ばれているものもセメント系ですから
塗装のメンテナンスは、同じく必要です。


 こんな欠落したところも数ヵ所あり今後の補修や
塗装のメンテナンス費用を免れるためにも
今のシャープな感覚を壊さないためにも平板状の
陶器瓦をお薦めしました。(50年安心できます)
出来た物に色づけするのか色づけしてから焼いて
あるのかでは、耐久性が、大違いですからね。
既設棟笠木カバー 既設ドーマー軒裏
 棟木のカバーです。金属に塗装を施したものは、
塗装品の中では、意外と持ちが良い方ですが、
ジョイントや釘・ビスの頭は、錆びやすいです。
また、もらい錆びと言う現象も起こってきます。





 ドーマー屋根(明り採り・換気)の軒裏です。
ベニア板に塗装をしたものが、根こそぎ剥離して
しまってます。私どもも外装のリフォームと請け
賜った以上、修理させて頂きます。と言うか・・・
屋根瓦の葺き替え工事との絡みもあり、ドーマー
の外壁全部を貼りかぶせる方向が安全です。
やらせて頂きます!


既設破風 地鎮祭1
 そして、破風と呼ばれる妻部分の木板です。
ここは、できる限り古い塗装を剥いで高圧洗浄
して乾燥後に再塗装をします。

 地鎮祭(起工式)ですね〜実施に関しては、
新築でも増築でも、これは、お施主様の気持ち
次第です。竹笹を立てたり、張り縄をしたり
雲行きの悪いときは、テントを張ったりして
私どもは、出来るだけのお手伝いをします。
もちろん参加させて頂きますよ!

 モザイク入れときまぁ〜す!


地鎮祭2




  
地鎮祭に関して
 地鎮祭につきまして・・・
私どもが、参考までにお施主様宛てに送った
メールを公開したいと思います。
地域性もあるでしょうが・・・
どこかで、どなたかのご参考になれば幸いです。

 地鎮祭に関して


外壁めくり作業 外壁めくり作業2
 増築建物と既設の連結部壁の解体工事です。
いやぁ〜それにしても、このモルタル壁・・・
分厚いのなんのって!ダイアモンドカッターで
細かく切り刻んでも、なかなか剥がれません。
ふぅ〜


 どれどれ・・・( ・・)/ 排水工事に来てくれてた
いつもの水道屋さんが、下部だけ重機で
手伝ってくれました。ありがたい\(^o^)/
でも、ここから先は、完全に手作業です。
窓周りや細かい部分は、やはり人の手ですね。


外壁めくり作業3 補強コンパネ捨て貼り1
 根気根気で、やっと剥がすことができました。
休憩中に1枚パチリ!
あれれ?出窓の下に断熱材が入ってないぞっ!
こういった手抜き工事は、許せません。
仕方がないので、断熱材を取りに工場までGo!
グラスウールの断熱材は、ピッチリ入れてこそ
断熱保温効果が期待できるのですからね!


 プランでは、既設の窓が壁になったり、
また、新たに開口部を作ったりします。
ここは、壁の筋交い強度を増すためにも、
合板の12mmを直張りしました。
また、先行き開口部になるところ(断熱材を
撤去したところ)は、仮止めです。
この作業も後々、何かと便利ですから。
 窓下の断熱材も入れておきました!


補強コンパネ捨て貼り2 スーパーシートで雨養生!
 貼り上がってきましたね〜
うわぁ〜下は、ガレキまるけだぁ〜
とりあえず、張り上げて雨養生が最優先です。



 合板を貼ったことで、断然スーパーシートも
貼り易く、そして風の影響を受けても剥がれ
難くなります。
スーパーシート【透湿防水素材】


けらばもサッパリ  けらば(妻部分の屋根)を切り落し、養生して
(この段階で屋根を繋ぐ細工が仕込んであります)
ガレキもきれいに片付けてっと・・・
丁張り(水盛りヤリ方・基礎の道しるべ)も掛けたし
さぁ〜いよいよ基礎工事に突入だぁ〜!

 *新地に新築するのと違い、建て替えとか
特に増改築リフォームなどは、こういった下準備に
かなりの労力を必要とします。
この準備(職人用語では、
段取りと言います)が、
いかに先のことを考えて、しっかりやってあるかで
本工事の進行具合に大きく影響してきます。

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