L邸 ステージ5 屋根瓦工事・内造作1


屋根瓦工事1 すす 屋根瓦工事2
 瓦屋さんの登場ですね!隅も谷もないシンプルな
屋根ですから、かなり早いピッチで工事が進みます。
また、このシンプルな切妻屋根こそ、災害や雨漏り
に一番強いのです。


 例によって…乾式工法の桟葺き瓦ですから
壁土は使いません。屋根下地板の上にルーフィング
(屋根用防水シート)を貼り、縦桟そして、横桟を打ち
つけて、軒先から瓦を並べて釘で止めていきます。
商品名は、山平製 AN−2 カタログはこちら!



ダブルロック釘1 ダブルロック釘2
 瓦を重ねては、釘で打ちつけていくわけですが…
今回注目したいのが、この【ダブルロック釘】です。
一度に2枚の瓦を固定することができ、
風災害時の
めくれ等の被害を軽減
することができます。


 左画像の【ダブルロック釘】の拡大画像です。L型の
ステンレス釘にゴムのパッキンが入っています。
通常でもこのタイプの瓦は、釘で固定してするので
めくれに強いものなのですが…
この【ダブルロック釘】で更に強化すると…
耐風速115m/s の強度があります。
この数値!想像でききますか!?(@@)
しかし、実験済みなので本当に心強いです。


プラスターボードを捨て貼り シート防水を下地縦桟でおさえて
 外壁を貼る前にプラスターボードを外全面に貼り
ます。これは、今回用いるセルロースファイバー断熱
材を止めるためと、更に断熱・通気を良くする空気層
を含む壁システムを作るための下ごしらえです。


 プラスターボードを貼り終えたら、今度は、防水
シートで家全体を包み、その上から柱・間柱のある
場所に縦桟を打ちつけていきます。
この桟が、サイディングを止める下地となります。


壁断面図

屋内側から

 1.内装仕上げ材のムク桧板(12mm厚)
 2.断熱材を止めるためのネット(紫色線)
 3.セルロースファイバー断熱材(約10cm厚)

1.2.3は、いずれも柱・間柱間に施工
 (これを真壁工法といいます)

 4.プラスターボード(9.5mm)
 5.スーパーシート 防水シート(赤色線)

 【この素材は、透湿防水で湿気は通すが、水滴を
  通さない孔を持ち、呼吸をしてくれる素材です】

 6.空気層(水色太線 約12mm)
 7.外部サイディング(緑色 12mm)

そして、室外です。

今回のサイディングは、縦貼りですが…
下地の桟も縦(通常は、サイディングが、縦ばり
の時は、下地は、横桟)にすることで柱にサイディング
直貼り状態になり筋交い強度が増します。
即ち、
地震に強くなると言うことですね。




 上の図はクリックすると拡大表示できます!

 これが、壁の断面図です。右に詳細を入れましたが
簡単に言うと、今回のお施主様のご要望は、ゆっくり
呼吸し、しかも断熱性能に優れた家にしてほしい!
とのことで断熱材にセルロースファイバーを選択
しました。そして、その性能を最大限に引き出すため
内壁を桧貼りにしたり、外部にプラスターボード(石膏)
を貼ったり、また空気層を設けたりして工夫しました。
これは、断熱材メーカーとの密な打ち合わせ通りに
しかも、コストと施工性を考慮した工法で、この素材の
持つ【吸放出性】を最大限に引き出せます。室内の
湿気があり過ぎるときは、壁が吸ってくれて、ないとき
は、壁に湿気を保たせられるようなシステムです。
また、余分な湿気は、空気層を伝い外へと排出され
ます。まぁ、壁が、ゆっくり呼吸してる感じですね!
断熱材工事のページでまた、説明しま〜す!


ユニットバス組み付け 床断熱工事
 外回りをふさいでしまう前にユニットバスを組み付け
ます。今回は、床下が頑強のタカラ製です。
いやいや…メーカーが強く言うだけあって床下の
構造は、そうとう丈夫なようです。


 もう、松葉建築の定番となった床下断熱工事です。
この発砲スチロール断熱材を床タル木間に埋め込ん
で行くわけですが…手間は、かかりますが、冬場の
暖房時にめちゃ暖かいと好評頂いております。
また、今回は、床下の束(床を支える短い柱)を鋼製の
L型束にしました。高さの微調整もできますし、白アリ
の被害にも安心ですね。新しいものでも良いものは、
どんどん取り入れていきま〜す!


サヤ管ヘッダー工法 屋根タル木間 断熱工事
 洗面・脱衣所の床下です。前回ご紹介しましたサヤ
管ヘッダー工法ですね。 この工法とユニットバスの
組み付け作業は、前回にご紹介させて頂きましたので
今回は、省略させて頂きます^^; 詳しい説明は…
K邸 増築&リフォーム工事編を参照して下さい。


 屋根裏の屋根タル木間にも発砲スチロール製の
断熱材を入れました。今回、外壁・天井にセルロース
ファイバーを製導入するに当たって、造元である十条
ジェットファイバー社の方と長い談義をしました。
地域によって断熱に関する考え方に特徴があり、大変
勉強になりました。メーカーいわく、外壁・天井に(でき
れば床下も)しっかり断熱工事をすれば、他に必要は
ないとの意見です。しかし、私達の考えは、昔と違って
近代工法は、屋根瓦を葺く際も壁土を置かないので
屋根裏が、蒸し風呂状態になります。寒厳期には、
屋根瓦からも冷え込み、いくら天井に断熱材があって
も暑く・寒くなる屋根裏に居室が隣接している訳ですし
不利だと考えるのです。ですから屋根裏を熱しにくく、
また冷えにくくするために、壁土の代わりに何らかの
断熱材を屋根タル木間にも入れて屋根裏も空気層の
大きな断熱層として考えるべきだと思っています。
こんな話を延々と何時間もしてましたら、メーカーの方
も「熱心ですね〜!」と感激され、私達の意見に興味
を示していました。(^o^) 簡単に言えば、クーラーBOX
に入れた氷が、寒い場所と厚い場所で、どちらが早く
とけるか!?ってな問題ですね!(笑)


玄関アプローチ天井1 玄関アプローチ天井2
 玄関アプローチの天井を造り始めました!
センターアクセントとして用いたのは、樹齢1000年の
杉材【銘木】ですね。これは、先代棟梁が買い付けて
私どもの方に着てからでも半世紀ほど寝かせた物で
完全乾燥しており、とても貴重なものです。もちろん
保管時は、偏材状態でしたが、今回の使用目的で
板取りにしました。ハウスメーカーが、真似のできない
ところですね!がははっ!(^o^)


 センターの杉の両脇に桧板を配置していきます。
木々にも色んな表情があり、ひとつひとつ個性があり
ます。色んな木質や木目・色合いを組み合わせること
によって素晴らしい自然木のやすらぎある空間が、
演出されます。見直してほしいですね〜
日本の美!
(*用いた、杉・桧材は、すべて国内産です。)




1階天井1 1階天井2
 1階の天井を貼った状態です。ここでは、梁を露出
し化粧仕上げで見せるため、天井板は、2階から貼り
ます。2階の床のように見えますが… 1階の天井板
です。念のため。この後は、この上から再び床タル木
を配して更にコンパネの捨て貼り、桧床板の仕上げと
なります。
もちろん、床タル木間にも断熱材入れまっせ〜ぇ!


 左画像を1階から見上げたところです。
昔で言う【踏み天井】ですね。照明器具が付いたり、
仕上げの雰囲気を想像するとワクワクしますネ♪






巨大ムク板登場! かなりデカイ木だぞっ!
 おっ!これは、ナンだ!!
2枚の大きなムク板のようだ…
上に乗っかってるのが、杉。。。下は、桧のようだ。
とりあえず右へ


 ん〜タバコを置いてみると大きさ&厚みが、かなり
ある模様。これもナンだか年代物みたい。。。
とりあえず、左下へ



真ん中に穴を明けて… 破風・幕板修め工事
 おぉ〜棟梁が、杉のムク板の方を加工してます。
それにしても素晴らしい木目ですね〜  んでまた、
丸ぁるい穴なんて明けて…もったいないような。。。
さぁ〜て今回は、何が出来上がるでしょうか?
次回のお楽しみですね〜


 現場では、板金屋さんが、破風(屋根の切妻部分の
板)を取り付けています。木板なら大工さんが取り付け
するのですが、今回は、窯業系の材料ですので板金
屋さんにお願いしました。雨仕舞いも上手ですしネ!
寸法を拾って足場から降りて、切ってまた足場に
登って。一日何回、登り降りするんでしょ?
大変ですね〜(笑)

 ラストスパートで完成間近!
ステージ6で内造作2・仕上げ諸工事
ステージ7で仕上がり完成を掲載予定!
         ☆是非見て下さいね〜♪
          こりゃ楽しみだわ(^o^)丿

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