L邸 ステージ3 基礎工事・構造材手刻み


基礎掘り方 すす 砕石敷設
 基礎工事の始まりです。地盤調査の結果、一部を
除く概ねのベース部となる地盤は、良く締まっており
良好とのこと。実際に重機で掘削しても歯が立たな
いほど硬い地盤でした。 …で今回は、臨機応変に
硬い地盤をわざわざ掘り起こさずに(弱くなって
しまいますので)整地の後、砕石を敷設し、填圧して
配筋前に捨てコンクリートを打設する方法で基礎
工事を進めることにしました。



 先ずは、水盛り・ヤリ方で貫板に印したところに
水糸を張り(写真のクイに打ち付けてある板)
ベース部、基礎立ち上がり部を掘りわけて
その上から丁寧に砕石を撒いて行きます。







捨てコン打設 型枠組立て
 防湿シートを貼り、捨てコンクリートの打設です。
この作業は、言わば、地盤を平らにして鉄筋を
ならべやすくする目的の作業ですね。この様に
個々の現場によってどうしたらBESTか!?と言う
疑問は、つき物です。私達は、経験からその都度、
最善策を考えてお施主様に提案させてもらいます。


 平配筋した後、縦配筋を施しベース部を
型枠で覆います。






ベース部 配筋&配管敷設 ベースコンクリート打設
 この段階で、埋設できる配管は、キッチリベース
下に敷設しておきます。





 ベース打設の完了ですね〜!前回も、ご説明
しましたが・・・ただただ、ブ厚い基礎(ベース)に
することが良いのではありません。地盤の固さと
基礎&建物のバランスが大事で、
軽く丈夫な基礎
作り
を目指しているのです。


コーナー部鉄筋補強! Tの字部も補強!
 これは、縦配筋(基礎立ち上がり部)ですね。
今回は、お施主様のご希望でコーナーになる部分や
Tの字型になる部分に火打ち(斜め45度の補強)
を入れることになりました。もちろん鉄筋から補強し
これにコンクリートを巻いて行きます。


 左説明のT字部分ですね。右端に見えるボルトは、
ホールダウンボルトと呼ばれ基礎と柱を繋ぐ耐震用
の金具です。




棟梁が現場チェック ホールダウン金物 アンカーボルト
 棟梁が、職人さんを連れて現場を見に来てますね。
工場で材木を刻みながらも、こうしてちょくちょく現場
を確認し、打ち合わせしながら進めて行きます。


 上記基礎コーナー部を横から見たところです。
ホールドダウン金物のアンカーが基礎鉄筋に
絡みついているのが良く分りますね!


布基礎部コンクリート充填 埋め戻し
 縦型枠が出来上がり、いよいよ生コンの打設です。
いつものポンプ車でドンドン生コンを流して行きます。


 さぁーて、型枠を取り外したら今度は、周りの土
を埋め戻します。小型の重機や手作業も含めて
平らになるまで整地をして行きます。


補強完成後のTの字部 基礎天端直し1
 Tの字型の部分の基礎の出来上がりです。
ずいぶん頑丈そうですね〜いやいや頑丈です。


 基礎の天端直しが始まりました。レベルと言う
計測機械で高さを出し、最終的に薄くモルタルを
塗り重ね基礎高を微調整するのです。
コテムラひとつでも高低に誤差が生じるものです。
やはり熟練の技は、隠れたところにこそ潜んでいる
ものですネ!


基礎天端直し2 基礎工事完了!
 ん〜〜複雑な部分は、手間がかかりますね〜
人件費は、かさみますが、手を加えれば加えるほど、
良いものが出来ます。しかし、これが注文住宅の
良さですね!


 概ね、基礎工事の完了ですね。
足場を組んで、建前を待つばかりってとこですか!




入荷した構造材 棟梁の墨つけ
 少し、撮影の日付は、戻ってしまいますが・・・
工場へは、構造材をはじめとする材料が、どんどん
運び込まれて来ます。


 言わずと知れた棟梁の墨つけですね。
伏せ図を見ながら古来からの技法で木材に線や
記号が描いていきます。職人芸ですね!


工事課長も墨つけ 吉野杉の磨き丸太
 こちらでも墨つけが、行われています。
地味ですが・・・これが間違ってると建前で大変な
ことになってしまいますからね〜真剣です。はい



 今回のお宅のシンボルとなる大黒柱です。
末口(一番細いところ)8寸の吉野杉の通し柱ですね。
丸太・・・これも手間の多くかかる材料ですが、
完成時には、見ごたえがあるでしょう!


丸太を加工! 桧柱の加工
 右上、化粧丸太を刻んでいるところです。
一刀入魂って感じですね〜 



 こちらでは、柱を刻んでいます。
材質は、桧です。刻んでいると桧独特の癒し系の
香りに包まれます(笑)


穴あけ作業 刻み上げられた桧材
 短いものは、固定機で刻みます。
これは、角穴を掘る機械なのですが・・・年代もので
私の祖父の頃から愛用されています。基本的に
プロ用の機械(特にドリル系)は、しっかりして
壊れませんので何十年も使えます。近年、私が、
自らの手でレストアし、見栄えも良くなりました!
余談になりました(笑)


 苗木から柱サイズに育つまで最低30年、そして
樹木としての生命を終え、その第二の生涯を向かえ
る瞬間、再び命の息吹を感じます。整然と積み上げ
られた木々は、静かに、そのときを待っているかの
ようですね。

 何度触っても、桧って本当に心地良いものです。
これが、無機質なものにない命なのですね。


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