お寺の本堂・庫裏(クリ)建て替え 建立工事
第二巻 解体工事・基礎工事の巻


解体序盤は手作業で! すす 再び使うものも手作業ではずす
 いよいよ本堂の解体です。最初に塀や旧庫裏を
解体して重機を搬入しました。これだけで丸1日!
鉄板を敷いたり、建具・畳等、外せる物は、すべて
手作業で進めます。屋根瓦もそうですね〜
一枚一枚外して纏めます。


 重機でガンガン壊す前に修復して再び使う
彫刻ものも丁寧に手作業で外します。
解体屋さんと私ども大工とのコンビネーション
プレーですね。




はずされた彫刻もの 重機でバンバン!
 取り外された彫刻ものです。これらは、すべて欅
(ケヤキ)で出来ています。200年以上も経って
ほこりとカビで真っ黒な状態です。今回は、これらを
再生します。


 堂の周りから順番に重機で壊して行きます。
この重機の先端は、鳥の口ばしのような形状を
していて物を掴むことが出来ます。軒先を引っ張り
外したり引きちぎったり豪快ですね!(笑)


レッカーで瓦を 屋根の土をめくって
 屋根では、外された瓦をレッカーで吊り降ろして
います。お寺のような大きなものは、建てる時も
壊すときもレッカーが、活躍します。その昔・・・
先人達は、人力でこのような作業をしていたのか!
と思うと職人魂という点で頭が上がりません。


 瓦が片付いたところで今度は、壁土をめくります。
これがまた、量の多いのには、ビックリしますね!
また屋根の勾配がキツイので足元も不安定です。
少しでもホコリが、立たないようにホースで水を
打ちながらの作業です。


かなり壊れたでしょ? うっへぇ〜お寺がなくなった!
 おぉ〜屋根も取れて中盤戦ってところですか!?
これから壁を倒していく訳ですが・・・
これも熟練の技ですね〜重機を自分の手のように
微妙に操り、土壁を上手に叩き落しながら外部や
間仕切り壁を内側へきれいにたたみ込みます。


 解体着手から20日間でここまで進みました。
壊す役、廃材を整理する役、運搬する役、画像
では、紹介しきれない作業量です。ご苦労様です。
解体屋さん曰く、「大工さんは、物を作って喜ばれる
仕事で良いですね〜私達は、人の作った物を壊して
無くす商売ですからね。」 いやいやそんなことは、
ありませんよ!最後に残らない仕事ですが、解体屋
さんがいなければ、新しい建物は建たないわけです
から。毎度感謝しています。m(__)m


庫裏は少し残して ベタ基礎ベタベース部
 庫裏(クリ)とは、寺院の台所にあたる場所です。
一般的には、住職さんが住まうところを指します。
今回は、本堂と連結された古い部分だけを壊し
使えそうな既設庫裏に新たに少し増築を加え
完成させる予定です。



 基礎工事が始まりましたね〜
近年では、木造の基礎として定番になったベタ基礎
です。新本堂建立のコンセプトは・・・【古くなって危険
な建物を排除して耐震型のコンパクトなものにしよう】
ですから基礎から造作・完成まで現代工法の良い
部分は、どんどん取り入れます。


鉄筋を浮かせて ベース打設
 砕石を敷設、填圧後に配筋をします。
手前に見えるサイコロ状のブロックは、ベース
鉄筋の下にうまくベースコンクリートが入り込める
スペーサーで、鉄筋は、宙に浮いている状態ですね。


 いつものメンバーでベース打設の開始です。
ミキサー車から一旦ポンプ車に汲み上げられた
生コンクリートが、勢いよくホースから吐き出され
一枚の頑強なベースとなります。


型枠を組み込んで 基礎ができた〜♪
 今回の基礎は、一般住宅とは違い、立ち上がりが、
850mmもあります。従っていつもの金属型枠は、
使えないので従来通りコンパネ(耐水合板)で型を
組み上げました。(一般住宅の倍の高さ)
後方に見えるのが、増築された庫裏の完成です。
解体が済んでから基礎工事と平行して庫裏工事を
やっていました。いやいや、基礎が完成するまでに
庫裏の増築が終わっちゃいましたね!(笑)


 ベタ基礎、基礎高850mm仕上げの完成です。
小さいわりにコリャ凄いわ!何か鯉の池でも見てる
ような感覚に陥ります。(笑)







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